一どんな活動をされていますか?
商工会事務局長として、事業者の窓口対応を行っています。主に、事業者の困っていることを聞いて、金融機関に繋げ、経理関係の業務支援を行うことで事業継続できるように事業者への支援になることを行っています。最近の内容だとコロナ給付金の事務手続き支援などがわかりやすいかもしれないですね。地域の経済発展の支援のためにイベントの企画を行っているのも私なんです。
企画しているイベントとしては商店街の歩行者天国実施、駅前の当別ふれあい倉庫で総菜フェスの実施、キッチンカーイベントや、子供向けに仮設アスレチックのイベントを商工会として実施しました。イベントを開催すると昼間は家族連れの方が多く子供がたくさん参加してくれて、夕方以降には仕事帰りのサラリーマンが参加してくれていて賑わっていますね。
当別町がスウェーデンのレクサンド市と姉妹都市の提携を結んでいる関係で、当別町役場と合同で夏至祭などのイベントも実施しています。
夏至祭 | 【公式】北海道当別町観光協会HP
一今やっていることについての課題はなんですか?
イベントを実施して人を町に呼び込むことです。町の活性化、経済の活性化のためにイベントを成功させたいと、思っていますイベントで人を呼び込みたいが、十分な結果が出ていないため、 SNSなどを利用した宣伝をもっとうまく活用していきたいと思っている。
また、事務局での課題は業務の効率化だと思っています。事務局から約320の事業所(全会員)向けに連絡する際には郵送、FAX、メールと複数存在してそれぞれ対応しています。この作業に非常に手間を感じているため、効率化を行っていきたいと思っています。
北海道からも各事業所への連絡があり、漏れないようにするのが大変なのでこのような対応も効率化できるとうれしいです。そこにITなどの力が使えると助かります。
一課題を乗り越えたらどんな可能性がありますか?/ITを使ってできそうなことはなんですか?
イベントの周知にSNSを活用し、経済が活性化してたくさんの人が当別町に来てくれる未来。商工会の業務効率化にITを生かすことで今までできなかったことに注力することができる。全ては当別町が昔のような賑わいを取り戻すことが理想的。IT ITを導入して商工会の作業効率を高め、キャッシュレスの対応店舗を増やして利用促進を行うことで、当別町の経済発展に繋がるのではないでしょうか。
ITについては、詳しくないから何ができるかといわれると出てこない。それでも、当別町のために ITを活用して、やれることをやって町が発展していってほしい。
一今後の目標はなんですか?
そりゃあもちろん、事業所の方々に喜んでもらうことが一番です。事務作業が苦手な事業所の方を手伝って喜んでもらったり、企画したイベントに来てもらった人に喜んでもらったり、お店に当別町の外から来てくれたお客さんに喜んでもらったり色々な人が喜んでもらえることが嬉しい。
最終的には、昔のような賑わいのある町になることが目標です。ずっと当別に住んできて昔のような賑わいを取り戻したいと思っています。
編集後記
とても気さくで話しやすく和やかな取材となりましたが、取材途中で電話が掛かってくるくらいお忙しい方でした。当別町在住、当別町在勤で当別町のためになることを色々と考えて対応されています。地元思いの方でイベントを企画して対応していると思うと休まる暇がないのではないかと危惧してしまいます。それでも地元当別のために何ができるかを考えている前向きな素晴らしい方でした。話の中で札幌に住んでいた時期があったとお聞きしたので、札幌での生活はどうだったか伺うと「やはり都会は便利だった」と。ですが、当別町に長く暮らしている方でしたので、他との違いも含めていろいろ会話させて頂き大変有意義な時間になりました。次は種田さんの企画しているイベントが開催されている時に当別町へ伺えればと思っています。